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個別銘柄での分散投資の重要性-最低でも分散投資しなければならない銘柄数は決まっている-

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 インデックス投資で投資に慣れ親しみ、次のステップで個別銘柄の投資へと踏み出す人も多くいると思います。しかし、単一銘柄に全額投資してしまうと、その銘柄に不祥事が起きた際に、手痛い一撃を被ってしまいます。今回は、個別銘柄に分散投資する際には、最低でも分散投資しなければならない銘柄数について書いていきたいと思います。

目次

 

分散投資の重要性

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GPIFのホームページより

 ここでは、GPIFの図がわかりやすいので引用させていただきました。上記図のように資産全てを1つの銘柄(カゴ)に投資し、その銘柄(カゴ)で不祥事により、暴落してしまうと資産に大打撃を生じてしまいます。そして、不祥事のことが大きければ大きいほど、元値まで戻るのに期間を要し、その間に他の銘柄が上昇していても、利益を上げることができなくなってしまいます。そこで資産を複数の銘柄(カゴ)へ分散させることで1つの銘柄(カゴ)が暴落したとしても、資産の減少は限定的です。そして、他の銘柄が上昇すれば、その利益を享受できます。

分散投資によって、回避できるリスクとそうでないリスク

 分散投資では、回避できるリスクとそうでないリスクがあります。回避できないリスクは、ステマティック・リスクとも呼ばれ、分散投資によって回避できるリスクは、非システマティック・リスクと呼ばれています。

 

ステマティック・リスク

 システマティック・リスクとは、株式市場全体が変動し、ほとんどの株式が一緒に動くことのリスクを言います。例えば、リーマンショック世界大恐慌は、投資家の資産が現金化され、どの銘柄でも暴落しています。こういった式市場全体のリスクは、分散投資で避けることはできません。このような状態は、どのような方法でも避けることはできないと思われます。

非システマティックリスク

 分散投資で回避できるリスクは、非システマティック・リスクと呼ばれており、個々の銘柄ごとの不祥事などのリスクのことを言います。これは、投資する銘柄数を増やすことでポートフォリオに及ぼす影響をほとんどなくすことができます。

最低でも分散投資するべき銘柄数

 ポートフォリオに組み込むべき銘柄数は、30銘柄と言われています。これは、30銘柄を組み入れた時点で、個別銘柄の影響力となる非システマティック・リスクをかなり取り除くことができます。また、60銘柄を組み入れると非システマティック・リスクをほとんど取り除くことができ、市場と同様の値動きをするようになります。

 この分散投資方法によって、取り除くことができるのは、個別銘柄に対するリスクです。欠点は、30銘柄もしくは60銘柄であれば、何に分散投資しても良いという訳ではありません

 

分散投資の注意点

 分散投資は、30銘柄もしくは60銘柄に投資をすることで、個別銘柄のリスクを低減できますが、業種ごとのリスクは低減できません。そのため、分散投資×セクター別投資を組み合わせることが必要です。例えば、自動車産業を中心に、30銘柄を分散投資したとします。しかし、自動車産業を脅かす存在や技術革新が起こった際には、自動車産業は全て下落トレンドとなってしまいます。そのため、どの業種へ投資するかを考えながら、分散投資をしなければなりません。

世界産業分類に応じてセクター別の投資方法を考える↓

個別銘柄よりもインデックス投資が勝る

 資産の最大化を図るのであれば、個別銘柄での投資よりもインデックス投資の方が勝ります。長期投資になればなるほど、インデックス投資が勝る可能性が高くなります。過去にアクティブファンドとインデックスファンドを比較したデータがあります。インデックスファンドに比べて、アクティブファンドが勝る確率は、1年の投資で約29%、5年で約15%、50年でたった2%という結果が出ています。このようにプロのファンドマネージャーでも、市場平均を上回ることは至難の技であるため、資産の最大化を図るのであれば、インデックス投資をオススメします。もちろん、趣味としての投資として一興を興じるのも醍醐味かと思います。

 

まとめ

 投資の次のステップとして、個別株投資での分散投資をし始める人も多いと思います。しかし、分散投資は個々の銘柄に及ぼすリスクは低減できますが、株式市場全体の連動するリスクは低減できません。分散投資は、最低30銘柄もしくは60銘柄分散投資をすることで1つの銘柄にポートフォリオが影響するリスクは限りなく、低くなります。しかし、これにセクター投資を掛け合わせなければ、特定の業種に対するリスクを背負うこととなっていまします。そのため、分散投資×セクター別投資を行うことで個別銘柄に対するリスクを減らした状態で分散投資をすることがベストと言えます。

 

 今日はここまで...

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