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米国株投資は、投資信託でのインデックス投資か個別株・ETF投資か

 

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 米国株投資をする時に、インデックスファンドへ投資するのか、個別株・ETFへ投資するのかといった議論があります。インデックスファンドと個別株・ETFでは運用コストが大きく異なる反面、個別株・ETFでは売買手数料や為替手数料もあります。これを比較する上で投資を決定した方が良さそうです。

目次

 

インデックスファンドとETFでの比較

 今回は、インデックスファンドとETFでの比較をしていきたいと思います。比較するのにあたり、S&P500の指数連動型のインデックスファンドとETFを選択しました。

インデックスファンド:eMaxis slim米国株式(S&P500)

米国株ETF:バンガードS&P500ETF(ティッカーシンボルVOO)

 この上記2銘柄を比較していきます。

運用コスト

 投資するにあたって、運用コストがあります。インデックスファンドでは、買付手数料・信託財産留保額はなく、運用管理費用(信託報酬含む)があります。米国株ETFの運用コストは、為替手数料・売買手数料・経費率となります。

インデックスファンド:運用管理費用(信託報酬含む)0.0968%

米国株ETF:為替手数料 約0.23%+売買手数料 約0.45%(最大$20)+経費率0.03%=0.69%

 一見、米国株ETFは、経費率0.03%であるため、インデックスファンドよりも運用コストが低く見えます。しかし、売買時には円をドルへ変えなければなりませんし、売買手数料も上限があるものの必要となってきます。しかし、為替手数料と売買手数料は、ドル変換時と円変換時/購入時と売却時となるため、2回ずつしか必要ありません。もちろん売買を繰り返すのであれば、売買に応じて、手数料はかかってきます。しかし、海外ETFを購入される方はBuy & Holdの方がほとんどだと思います。そのため、数十年単位での保有であれば、そこまで気にすることはないかと思います。初期の投資額が為替手数料や売買手数料で減額したとしても数十年単位で見れば、コスト面のみでは海外ETFの方がお得かと思われます。

 

組み入れ銘柄

 組み入れ銘柄は、S&P500指数との連動型であるため、インデックスファンドと米国株ETFでの差異は、ほとんどありません。比率は、多少の誤差はあるものの、基本的には同様と思ってもらって大丈夫です。

税制面

 税制面では、インデックスファンドと米国株ETFでは大きく異なります。異なる点としては、配当金の有無です。どちらの銘柄も利益確定時には、20.315%の税金がかかることには変わりはありません。しかし、配当金に関しては、異なります。ここで勘違いしてはいけないのは、インデックスファンドといえど間接的に米国株へ投資している以上、目に見えない形で配当金があります。しかし、自分で処理する必要がないので、配当金がないように錯覚してしまいます。

インデックスファンド:10%(米国課税)の課税後に配当金再投資

米国株ETF:10%(米国課税)+20.315%(日本国課税)課税後に配当金受取

 このように米国株ETFは、日本国での課税が追加でされてしまいます。しかし、確定申告によって、取り戻せるため、実質は、利益に対して10%+20.315%ではなく、20.315%のみの課税となります。この税金を取り戻せる制度を外国税額控除制度といいます。

 外国税額控除制度について知る↓

 しかし、外国税額控除制度を利用したとしても米国株ETFの方が課税額が多いといえます。そして、インデックスファンドでは、配当金再投資をしてくれるため、運用利回りの最大化が図れます。米国株ETFでも配当金を自己にて再投資することができますが、その際には、売買手数料が再びかかってきてしまいます。そして、今回例として挙げたバンガードS&P500ETFは、配当利回り1.29%であるため、配当金が比較的少ない方です。配当金が多ければ多いほど、売買手数料が多くかかり、税金も多くかかることになります。

 

個別株投資

 個別株投資については、今まで述べてきた通り、為替手数料と売買手数料がかかり、税制面も配当金については同様です。しかし、個別株投資で気をつけなければならないのは、保有している銘柄の影響を大きく受けるということです。10銘柄保有しているのであれば、一つの銘柄が暴落したら、大きく資産を減らしてしまいます。しかし、このような非システマティック・リスクを減らすには、30銘柄以上保有する必要があり、元金が必要となってきます。そのため、個別株投資はあまりオススメしません。

 非システマティック・リスクについて知る↓

最適な投資先

 資産の最大化を図るのであれば、インデックスファンドの方が良いかと思います。しかし、配当金が増えていくことの実感により、優越感が得られるのであれば、米国株ETF投資も選択の一つになるかと思います。配当金を再投資ではなく、他のことに利用するのも自分の生活を充実させる手段です。また、配当金を利益確定と考えるのも一つの考え方だと思います。FIREをして、資産を取り崩す時になった時に、人は資産が減るのを嫌がるものです。そのため、どちらを選択するかは、個人の選択となります。私は、資産の最大化を図るために、米国株ETFではなく、インデックスファンドへ投資しています。

 

まとめ

 今回は、インデックス投資ETF投資を比較しました。運用コストを考えるとインデックス投資の方が安いものの、数十年単位の長期で考えるのであれば、大きく変わりはないものと思われます。しかし、税制面では、明らかにインデックス投資の方が優遇されており、ETF投資では、配当金に課税されてしまい、利益が減額してしまいます。また、再投資することを考えても再び売買手数料が必要となってくるため、資産の最大化を図りたいのであれば、インデックス投資が最適解と思われます。しかし、配当金を受け取ることで充実感が得られるのであれば、ETF投資も選択肢の一つになると思われます。

 

 今日はここまで...

 

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