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【日本経済編③】失われた20年で本当に失ったもの-成長しない日本-

 

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 日本は、1990年以降低成長もしくは成長していないことで、「失われた20年」と呼ばれています。しかし、何が失われたのか実感は全く湧きません。生活で困ることはなく、娯楽施設も充実しており、何も失っていないのではないかと思ってしまいます。

目次

 

縮小する日本経済の規模

 日本経済は、1990年をピークに縮小しています。しかし、縮小といっても、GDPが低下している訳ではありません。諸外国は成長しているのに日本が成長していないことで諸外国と比較した際に、縮小しているように感じるということです。

 日本は、1990年の頃と比較し、大幅に経済規模の差を縮められています。

例えば、

アメリカ経済の70%     →  26%

イギリス経済の4.3倍 →  1.5倍

中国経済の  10倍  →  0.5倍

 このように1990年では、多くの国の経済規模を大きく上回っていました。しかし、現在では、かなり差を縮められてしまい、中国に関しては、10倍もの差があったにも関わらず、現在は中国の方が上になっています。これは、現在の日本が1990年から成長していないことに要因があります。以前にも述べていますが、「GDP=生産性×人口」です。1990年から人口減少していることを考えると、生産性が伸びているため、GDPは維持できているという考え方もあるでしょう。しかし、日本の人口はほぼ横ばいです。つまり、生産性も伸びていないと言えます。それに対して、アメリカは、1990年の約2.5倍までGDPが拡大しています。

経済規模縮小による国際的な信用度の低下

 経済規模が縮小するということは、国際的な信用度が低下しているとも言えます。過去に事業仕分けの一環として、スーパーコンピュータ開発に対して、「2位じゃダメなんでしょうか?」と発言した蓮舫議員のように多少順位が下がっても良いでのは?という考え方もあるでしょう。しかし、その国の経済に対する評価は、世界に対するその国の影響力・発言力に密接に関係しています。経済が縮小した国の発言を周辺国が重視しないことは、歴史が証明しています。国連やG7において、日本がある程度の発言力を持っているのは、戦前・戦後と経済成長してきた実績によるところが大きいです。

 

経済規模縮小による国際的競争力の弱体化

 経済規模が縮小するということは、国際的な競争力が弱まっているということです。日本経済の評価が下がれば、輸出にも悪影響が出てきます。途上国の国家プロジェクトも技術力だけではなく、経済規模が大きく、世界に影響力を及ぼせる強い国と組みたいという思惑も生まれます。日本の新幹線が高い技術を持っていても受注に結びつかないことも、その象徴と言えるかもしれません。

 日本は、高度経済成長を経て、中国や東南アジアへ進出し、雇用を生み出すとともに、途上国の支援として自衛隊を派遣しインフラ整備を行ってきました。それは、日本経済規模が大きく、世界的に発言力のある国という認識があったため、そのような立場にあったものと思われます。現在でいうと中国企業がアフリカへ進出しています。このことを考えると、一時期の日本の東南アジアへの進出を彷彿させます。それだけ、中国は大国であり、国際的な影響力を増してきている象徴と捉えることができます。

失われた20年で失ったもの

 日本は、失われた20年の間に、国際的信用度の低下や国際的競争力の弱体化が起こっています。これは、世界に対して、日本の発言の影響力が失いつつあるということです。すでに1990年から30年が経過し、今後後戻りができない状態にあります。日本がここ10年で成長できなければ、より国際的な立場は弱くなっていってしまうと思われます。

 

まとめ

 日本の経済規模は1990年をピークに低下傾向にあります。それに比べて、諸外国は順調に成長をしており、日本との経済規模の差を縮小しつつあります。経済規模縮小による影響として、日本は国際的な信用度の低下や国際的競争力の弱体化が懸念されます。そして、その影響として、貿易や国家プロジェクトなどに影響してくる可能性があるため、成長あるのみの状態となっています。日本の成長を願って...

 

 今日はここまで...

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 数々のデータから、一人当たりのランキングは上位に位置することなく、潜在能力だけは、世界一秘めています。日本は教育水準が高く、世界の科学技術を牽引するだけの潜在能力がありながら、発揮できていない。今こそ、断固たる決意で日本を再興していく必要があります。今の日本には、この言葉が当てはまると思います。

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