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20歳代でマイホーム購入が激増-マイナス金利の効果-

 

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 先日、投稿されたニュースで、20歳代の持ち家比率が3世帯に1世帯は、持ち家としてマイホームを購入しているということでした。なぜこうなっているのかを紐解いていこうと思います。

目次

20歳代のマイホーム購入

 若者が物欲・所有欲が少ない中で「人生で最大の買い物」であるマイホームの購入が進んでいます。その中でも特に20歳代で伸び率が高い状態です。それは、老後の不安からであり、早期から住宅ローンの返済を始め、定年後には、住宅ローンから解放された状態で老後を迎えたいものです。しかし、自分の身の丈にあった住宅ローンを組む必要があります。

 住宅ローンは、35年が当たり前のようになっていますが、35年もの間何もなく、返済し続けることは大変です。しかし、こういったマイホームの購入はマイナス金利政策による住宅ローン金利の低下が大きな要因となっています。

 

マイナス金利のメリットは?

  • 民間銀行が日本銀行へ預ける資産が減少することで企業や国民に貸付を行う
  • 企業は、貸付を受けることで事業の拡大を図る
  • 国民は、貸付を受けることで住宅ローンや自営業として独立を行う
  • マイナス金利の結果的に、経済成長することで物価の上昇・消費の拡大が図れ、賃金の上昇が望める

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楽天証券ホームページより

 私たちが生活している世界は資本主義であり、資本主義の根本は経済成長することで物価上昇・消費の拡大が図れ、賃金が上昇していくということです。それを政府主導で行なっていくということです。2008年にリーマンショックで経済に大打撃を被りました。また、日本は2011年に東日本大震災があったことで地政学的リスクにより、経済的損失は大きなものとなりました。このような瀕死の経済から脱却を図ろうと、日本政府は日本銀行と協力の下、安倍政権は経済政策3本の矢を打ち立てました。その結果、現在の経済状況、マイナス金利があるということです。

 

 マイナス金利になることで民間銀行は、日本銀行に預けても預け入れ資金が減少してしまうため、企業や国民へ貸し付ける方が利ざやが稼げるため、融資に積極的になります。企業であれば、融資を受けることで積極的に事業投資を行い、事業規模拡大を図り、会社の成長を促せます。国民であれば、融資を受けることで低金利で住宅ローンなどの融資を好条件で受けることが出来るため、積極的に住宅購入をしようとします。そのため、若い世代こそ、低金利だからと住宅購入が進んでいるということです。そして、住宅購入することで不動産業や建築業、トイレやキッチンなど生活に携わるメーカーなどへ資金が回ります。こういった資金循環がなされることで、経済が循環し、成長していきます。

 

過去の住宅ローン金利推移

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住宅金融支援機構ホームページより

 過去35年の住宅ローン金利の推移になります。バブル時期の変動金利もあることでグラフのインパクトが薄くなっていますが、2010-2011年を境に住宅ローン金利が下がり続けていることがわかると思います。この時期から、大規模な金融緩和が行われ、住宅ローン金利は低下を続けています。そのため、金利のみを考えるのであれば、今が住宅購入にとって絶好の機会だと言えます。また、物価上昇もまだまだ不十分な状態であるので、本当に今後物価上昇をして、賃金も上昇していくことが実証されていくのであれば、千載一遇のチャンスでしょう。

 

日本の賃金上昇率と物価上昇率

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経済成長率と賃金上昇率の推移:厚生労働省ホームページより
  • 過去20年の経済成長率はプラスだが、賃金上昇率はマイナス

 このような結果を厚生労働省が提示しています。20年以上もの間、賃金は横ばいどころか低下しているのです。しかし、物価上昇率はどうでしょうか?

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物価上昇率:ファクトセットよりありがとう投信作成、1995年を100とした各国物価の推移

 日本は、物価がほぼ横ばいだと言えます。つまり、賃金は下がり、物価は上がらないということは消費はやや控える傾向にあると言えます。

 

 つまり、物価上昇や賃金上昇が進んでおらず、金利が低下している現状を考えるのであれば、今住宅購入するのが絶好の機会とも言えないということがわかると思います。もちろん今後、賃金が上昇していく可能性も十分考えられますし、金利が上昇してしまう可能性もあります。そのため、住宅ローン金利が過去にないほどの低金利だといって、住宅購入を焦らずにいろいろな視点から物事を見て、意思決定をしていきたいものです。

 人生において、「住宅」の購入というのは最大の支出であるため、計画的に行っていきたいものです。

 

まとめ

 過去にないほどの低金利時代を迎えている今、20歳代で積極的に住宅購入がされています。しかし、賃金上昇率の低下や物価上昇率の横ばいということを考えるのであれば、そこまで焦らずに住宅購入の意思決定をする必要がありません。「住宅購入」は人生最大の買い物であるため、計画的に行っていきたいものです。

 

 今日はここまで..

 

 

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