準貧困層の医療従事者がFIREを目指す金融教育ブログ

金融教育ブログ。準貧困層の作業療法士。ファイナンシャルプランナー(個人資産相談業務、生保顧客資産相談業務)。

MENU

米国株投資は、全米株式とS&P500のどちらを選択するべきか

f:id:OT-Choco:20211004003204j:plain

 米国株投資において、全米株式を選択するのか、S&P500のどちらを選択するか迷われると思います。各々によって、考え方が異なり、どちらが正解ということもないと思います。自分にとって、どの投資法が正解かは好みによって選択すると良いと思います。この記事では、全米株式とS&P500の投資法のメリット・デメリットについて解説していきたいと思います。

目次

 

米国の株式市場規模

 世界の株式市場の時価総額は、106兆ドル(1.2京円)とされており、その中でも米国の株式市場規模のシェア率は、43.8%(約46兆ドル:約5100兆円)となります。しかし、これは、全米株式市場規模であり、S&P500はその中でも一部抜粋しています。S&P500は、米国大型株の動向を表す最良の単一尺度として広く認められている株価指数です。

S&P500指数とは?

 S&P500指数は、米国株式市場の時価総額を約80%カバーしていると言われています。それは、米国を代表する主要500社によって構成されており、この指数をベンチマークとする運用資産の総額は約11兆2000億ドルを超えると言われています。また、この指数に連動する金融商品の運用資産額は、約4兆6000億ドルにもおよびとされています。

 

全米株式へ投資するということ

リスク分散効果

 S&P500ではなく、全米株式へ投資するということは、個別株に対する非システマティックリスクを軽減するということです。銘柄数が少なくなるほど、このリスクが高まります。そのため、全米株式へ投資することで、より大きな分散投資ができるということです。

*非システマティックリスク:その個別株のみに対するリスク。例)粉飾決算ストライキ、不祥事、経営不振

相場全体の利益を享受

 S&P500では、米国大型株によって構成されているため、中小型規模の株式が含まれていません。全米株式へ投資するということは、S&P500がカバーしている約80%だけでなく、中小型規模の残り20%分の利益も享受できるということになります。

 

S&P500へ投資するということ

分散投資の効果は達成

 S&P500であっても、500社へ分散投資されています。そのため、全米株式を選択し、2000社以上に分散投資をしなくても、すでに分散投資の効果は達成されているとも言えます。上記で述べた非システマティックリスクですが、このリスクは、30銘柄でかなり取り除かれて、60銘柄を超えると、ほとんどこのリスクによる影響はなくなります。このように考えると500社も分散投資をしている時点で十二分に分散投資ができていると言えます。

データに基づいたリターンやFIREシミュレーション

 S&P500への投資をするということは、利益の最大化が図れるということです。S&P500の平均リターンは、6.8%(インフレ調整前:9.0%)とされています。このリターンがそのまま享受できるということです。平均リターンのデータが揃っているため、FIREをするにあたって、将来の資産予測が立ちやすいという現実もあります。また、リタイア後の生活も4%ずつの取り崩しシミュレーションにおいては、S&P500指数による平均リターンをベースとして算出されているため、リタイア後の生活もシミュレーションがしやすいという点があります。

全米株式か、S&P500かという解

 この解答に関しては、人それぞれと思います。分散投資は、どちらも効果が立証されているため、選択において大きな要因とはならないと思います。全米株式であれば、S&P500がカバーできていない中小型株式 約20%のリターンも享受できるメリットがあります。しかし、S&P500においては、過去の平均リターンや4%ルールにおけるリタイア後の生活シミュレーションがしやすく、資産形成期・資産取り崩し期のどちらにおいても予測しやすい点が大きなメリットと言えます。この現状を加味した上で、どちらを選択されるかは、個々人の選択となります。しかし、忘れてはいけないのは、データはあくまで過去によるものであって、未来のことは誰にも予測できないということです。

 

まとめ

 今回は、全米株式・S&P500のどちらが投資の最適解かということに関して、メリット・デメリットをあげて説明してきました。どちらも分散投資による効果は十分であるため、論点は中小型株へも投資するか、予測しやすい投資先を選択するかということになるかと思います。私としては、リターンやFIRE後の生活が予測しやすいS&P500を選択しています。この選択は、個々人の選択となりますが、どちらにせよ米国株式であるに変わりはないため、リターンが大きく変化するということはないと思います。

 

 今日はここまで...

関連記事

 世界の株式市場は106兆ドルであり、その4割以上を米国で占めています。そのため、全世界株式へ投資をしたとしても米国市場の影響は大きいことには変わりはありません。しかし、株式市場に対する分散投資やカントリーリスク軽減、どの国の経済成長の恩恵を享受したいということを考えると全世界株式市場は投資する価値のある選択と言えます。

 FIREを目指すために、自分にとって本当に必要なものを見つめ直すことが重要です。時間は有限だからこそ、取捨選択して、時間の使い方を考える必要があります。投資と同様に時間も長期的な視点で見ることで、本当に今すべきことが明らかになってきます。そう考えると1日で不必要な時間はスマホを操作する時間であり、今すべきことは支出最適化と収入増加です。

 地理的アービトラージをすることで同世代の人よりも早くFIREを達成することができます。これは、国内でも応用できると私は考えています。東京-沖縄を比較すると年収が2倍弱異なってきます。収入が高い地域で稼いだ後に、生活コストの低い地域へ移住することでアービトラージを最大限に活用できます。

応援クリック、読者登録お願いします。

にほんブログ村 経済ブログ 金融経済へ にほんブログ村 投資ブログへ  follow us in feedly