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賢明なる投資家は、なぜ債券を保有するのか?

 

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 債券よりも株式に投資する方がパフォーマンスを最大化させることは、過去の結果から周知の事実となっています。しかし、賢明なる投資家は債券にも分散投資をします。債券投資の重要性を説明していきます。

 

目次

債券の期待リターン

 債券の年間リターンは、平均3.1%(向こう10年間)とされています。

1900年以降 年間平均リターンは、5.3%

1974年以降 年間平均リターンは、8.0%

でした。5年単位で見ると、1900年以降、債券が株式を上回ったのは、112回のうち29回です。15年で見れば、103回のうち、13回です。これを見ても、債券よりも株式のパフォーマンスの方が高いからこそ、株式への全力投資で良いかと思う方がほとんどだと思います。

 

 しかし、そんな債券投資にもメリットはあります。過去のトリニティスタディからも株式100%の全力投資の方が、取り崩し場面では不利に働くこともあります。

 

債券投資のメリット

 株式と債券の値動きは逆相関するとも言われていますが、実際にはそうではありません。暴落局面においては、全資産投げ売られてしまうので下落してしまいます。しかし、そんな相場にも債券への投資をすることで下落による資産減少のプロテクション効果があると言われています。債券は、株式に比べて、値動きが限定的です。だからこそ、暴落相場において、資産の目減りにブレーキをかける役割を持っています。

 

 暴落相場では、まだ下がるのではないか...いつになったら下落が止まるのか...と不安になり、眠れなくなる人もいると聞きます。しかし、そういったときに債券投資をしていると、それが心理的防波堤となり、非合理的な行動(資産の売却)を抑制する効果があります。

 

  • 債券利回り3.1%は、株式の配当利回り2%を上回っている。
  • 過去の債券利回り6.9%に対し、株式配当利回り5.5%

 債券の利回りが株式において配当を受けた利回りに優っているという点に注目すべきです。債券投資というのは、金利の影響を受けるため、金融引き締め相場において、債券投資の方がボラティリティが低く、安定したパフォーマンスを築ける可能性があります。

 

 実際にも最近では、連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを示唆しており、金利上昇に伴う株式パフォーマンスの鈍化と債券市場のパフォーマンス向上が考えられます。もちろん2023年に利上げを示唆というなので、近々のパフォーマンスに大きな差は見られないかと思います。長期的に見た場合には、金融引き締め相場への突入することで債券投資の有用性が示される可能性もあります。

 

このことから言えることは、「なぜ債券を保有するか?」ではなく、「ポートフォリオにどれだけの債券を組み入れるべきか?」という問いに変わると思います。この際にも上記でも掲載したトリニティスタディでの検証結果により、組入比率を検討すべきだと思います。 

債券ファンドの3つの基本類型

 短期に組み入れる場合には、利回りを犠牲にしてもボラティリティを下げたい投資家にとっては有効かと思われます。しかし、基本的に長期投資を考えて頂きたいと思っています。

 収益機会と市場のボラティリティとのバランスを取ろうとしたもの。

 長期の場合は、利回りを最大化して、より高いボラティリティを引き受ける覚悟のある投資家向きです。

 

 債券ファンドにもリスクが高いものと低いものがあり、ジャンク債と言われる投資適格性が低い債券もあるため、どこに投資するべきかは、吟味が必要です。トリニティスタディでは、米国株式と米国債券の比較であるため、投資適格性の高いものになります。また、債券投資は利益率が低い分、より手数料の低いファンドを選択する必要があります。

 

 以前、資産取り崩し期のことについて触れましたが、このようにリタイアする時期に合わせて、債券比率を高めていくことで、より安全なポートフォリオ形成に取り組め、それこそが最適なアセットアロケーションになると思われます。

 

 今日はここまで...

 

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 株式投資に限らず、債券投資でもアクティブ運用は敗者のゲームです。コストこそ、不必要な産物です。 

 投資をする上で、 誰しもリターンの最大化を図りたいものです。そのための基礎であり、その基礎を実践することが利益を最大化できるのです。

 

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